絵本 よるくま
寝る前にぴったりの、かわいいよるくまとよるくまのお母さんを探すお話です(^_^)。
こちらは林明子さんの「おつきさまこんばんは」を毎晩読みつくした娘が、2歳くらいから半年くらいは毎晩毎晩寝る前に読んでいた本です。
ベッドに横になった男の子が寝る前にお母さんに話しかけます。よるくまっていう子がお母さんを探してたので僕も探すの手伝ってあげたという内容です。そして男の子もそのまま眠りにつきます。
酒井駒子さんのファンタジックなかわいいお話です。前に紹介した「リコちゃんのおうち」も素敵な絵本でしたが「よるくま」も全然負けてはいません(^_^)。
何よりよるくまがとてもかわいいのですが、はちみつやさんや公園、家などもとても可愛く描かれています。黒、黄色、青がとてもキレイに印象的に使われていて夜の静けさや夜の街のドキドキする感じがよく出ています。
公園や家を一緒に探してもお母さんがいなくて、よるくまはとうとう泣き出してしまいます。その深い深い悲しみの真っ黒なページから、お母さんと会えた時の安心して泣き出してしまうページまで、娘は息を詰めて毎回聴きいってくれました。そして良かったねぇと安心して眠ります。それでも眠れない時は、読みすぎてすっかり暗記していたので暗くしたまま絵本を広げずにもう一度一字一句そのままお話してあげてました。
リコちゃんの時もそうでしたが、子供が共感する気持ちが分かりやすく可愛く描かれていて、それでいて子供向けになりすぎていない、大人の鑑賞にも充分耐える素敵なイラストで私も飽きずに何度も楽しく読むことができました。
「うちにもよるくま来たらいいのに。そしたら一緒に探してあげるの!」先日久しぶり(3、2カ月ぶり)に読むと3歳直前の娘はこう言っていました(^_^)。
オススメです(^_^)。
- - - 追記「2018.07」- - -
先日、もうすぐ4歳の下の娘が寝る前に本棚からひっぱりだしてきて「よんだことない!よんで〜」といいました。
「えええ〜!あんなに昔毎日(上の娘に)読んだのに!」と驚きましたが確かに最近読んでいませんでした。下の娘も隣で聞いていたでしょうが赤ちゃんだったので覚えていない様子。上の娘は一年生なのでもう自分で読め、なんなら妹に読んであげられるほどです。上の娘も「読んだことないの?」と少しびっくりしてました。
下の娘はわくわくと、上の娘も大人しくきいてましたが、上の娘は久しぶりに読み懐かしかったようです。よるくまかわいいねぇ、と言っていました。下の娘もよるくまが涙をながして真っ暗になったページでは固唾をのんで聞いていましたが、おかあさん、いてよかったねえ、とにっこりしてくれました。
本が増えたせいで、また産休も終わり一年生の宿題やら何やらで忙しいせいでこんなこともありますが、下の娘にもたくさん本をよんであげたいなぁ、と改めて思いました。
なにせ一年生に読み聞かせるには長〜い本になるのです。どうしても下の娘のほうが少ない!反省です(^_^;)。