絵本 Michi
美しい街にひきこまれます。
字のない絵本です。
ほぼA4くらいで、赤ちゃん絵本のように分厚くしっかりした厚紙で46ページ。
背は2cmほどもある重めの本です。
作者は京都在住の画家、jyunaidaさん。
jyunaidaさんのホームページには素敵な作品がたくさん紹介されていて、時間を忘れて見入ってしまいます。
この本の表紙は、これから男の子が不思議な街を進んでいくところに見えます。
背表紙(?)は女の子が同じように背を向けて不思議な街を進んでいくところです。
どちらからでも読みすすめることができ、真ん中の見開きで男の子と女の子が出会います。
新2年生の長女と年中さんに上がったばかりの4歳の次女と一緒に読みましたが、ふたりとも、とても楽しんでみてくれました。
順番に男の子のページを見たら女の子、と私がめくってあげました。
色あざやかな不思議な街。色がとてもきれいです。
旗がはためき、水が流れ、人々が散歩をしていたりします。
ぜひ手にとって見ていただきたいです。
中世の古風な感じだったり、海の中にはいったり、おばけがいたり、サーカスのような街だったり、重力も不思議な世界だったり、天使がいたり、本の街だったり、楽器の街だったり。
男の子はねこを、女の子は犬をおともにその不思議な街のMichiを進んでいきます。
迷路のような街の中から、男の子、女の子、ねこ、犬を探すのが娘たちの楽しみです。「ここすご〜い!」と不思議な街に感嘆、感心しながらも、最初は我先にと男の子たちを探して次をめくりたがっていましたが、一度すべてのページを眺めてからが本領発揮。もう一度最初のページから、細かく不思議なお店や人々を眺めて、天使は何人いるとか数えたりしています。娘たちの興味津々の目がキラキラしていて、絵にひきこまれているのがわかります。
何度でも眺めたい、7歳も4歳ももちろん大人も同じように一緒に楽しめた本でした。
おすすめです。