絵本 赤ずきん
ついつい寄り道したくなる美しい花畑が描かれています。
- 作者: グリム,バーナディット・ワッツ,Bernadette Watts,生野幸吉
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1978/07/07
- メディア: 大型本
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縦長の大きめの絵本。充分絵を堪能でき見応えがあります。白いエプロンをした素朴な様子の赤ずきんがかわいいです。そして花畑や家や森の描写が素晴らしいです。私はずっと見ていたくなる絵です。森の蝶や小鳥や色様々な植物、おばあさんの家も屋根も可愛く、窓には鳥籠と植木鉢が見えます。カーテンの模様も素敵ですし、暗くなった時の森の冴え冴えとした月の灯りも星の瞬きも美しいです。
人物の表情はやや淡々としているようにも見えますが、そこが田舎の人々の朴訥さや力強さをよく表しているように思えてそれもいいです。
話自体は正統派?で、お腹に石をつめられた狼は動けなくなり死んでしまいます。そして赤ずきんはもう寄り道しないと思うのです。
オススメです。