絵本 バムとケロのさむいあさ
3歳の次女の鉄板絵本です。
かようびのあさ めがさめると
はながつめたかった
という文ではじまります。
ベストセラーなのでグッズもたくさんでており、説明もいらないほどでしょうがやっぱり紹介させてください。
一度見たら忘れないような、おじいさんのような不思議な顔のバム。そしてこちらもすぐには可愛いとは言い難い(?)カエルのケロちゃん。特にバム寝ぼけたような?顔といったら!決してすぐにはかわいいとはとても思えない顔なのに(?)じわじわきます。正直最初に表紙を見たときの感想は自分はこの絵本を買わないだろうなというものでした。今ではなんならぬいぐるみも欲しいと思うほどです。
優しいバムはお兄ちゃんのように、やんちゃでいたずら好きなケロちゃんを見守りいつも世話をしてあげています。とても頼りがいがあるのです。
しばらくブログを停滞していたので購入したのはもう1年以上も前になりますが、何度読んだことかと思うほど現在進行中で娘たちのハートをわしづかみです。
4歳ごろの長女に読みきかせていた当時は、次女はまだ2歳頃だったせいか、もともと集中力もないせいか(^_^;)、途中でいつの間にかいなくなっていました。
次女は長女と違い、絵本もテレビでさえも(!)、集中力が続かないので少し心配してました。
しょっちゅうはいけないことですが、大忙しの時の15分や30分番組は親の救世主ですよね(^_^;)。テレビで録画したEテレの15分や30分番組を、長女はがっつり見てその間は静かになるのでその隙に作業ができていたのですが次女にはぜんぜんそれが通じずびっくりでした。途中でペタペタとかまって〜かまって〜と大騒ぎ。
絵本をあまり読まない次女のことはここでもふれています。
でも3歳半の次女が最近「よんで〜」と持ってくるのは必ずバムとケロです。それもシリーズ5冊全部よいしょと運んできて「よんで〜」。いっぺんに5冊はなかなかできませんが2、3冊づつ読むと全部大人しく聞いてくれています。少しは集中力もついてきたのかなとうれしく思っています。このバムとケロのシリーズは、長女に比べて絵本に興味が薄く見える次女にとって大事な絵本になりました。
もちろん5歳の長女も大好きなシリーズの一つで、ひらがなを覚えてきたので最近はふと気づくと自分でよみあげています。
寒い朝に凍った池に釣りにきたバムとケロちゃん。池に穴をあけて釣りなんて楽しそう。でも凍った池にハマっているあひるがいて急いで助けてあげます。娘たちはケロちゃんがお風呂でオナラをするシーンで大爆笑。いっぺんで2人の大好きな絵本になりました。ここで友だちになるのはかわいいあひるのかいちゃん。他のシリーズにも出てきます。なんか無表情ながらクール?でかわいい!!私の中では欲しいぬいぐるみNo1です。
それにしても細かなところまで丁寧に描かれた絵。表紙からしっかり裏表紙に至るまでとても細かく描かれています。裏表紙もクスッとちょっとした仕込みがあって楽しいです。
部屋の壁には絵が何枚もかかり寝室のベッドの形から敷物の細かい柄、植木鉢などのインテリア、ごちゃごちゃしたオモチャなど、全て脱帽の細かさです。
浴槽のデザインも風変わりでかわいい。一見なんの変哲もなさそうなソファーでさえもよく見ると脚がこっそり動物の足に。ドアのベルや洗面台のタオルかけもこっそりバムの顔のデザイン。バムのコートのポケットの形もかわいいけど、全てただかわいいというだけではない不思議なデザインなのです。
本当にかわいいのかな?単体でみるとむしろかわいくないんじゃ?!みたいに感じるものもたくさん(?)あるのですが(ごめんなさい(^^;))、この絵本の中では不思議に調和していて、でも調和してるのに何か引っかかる感じがすごいです。よ〜くみるとそんなささやかな突っ込みどころが満載なので、本編を覚えるほど何度もよんだ後でも、子どもも大人も見飽きないのでしょう。
この「バムとケロのさむいあさ」は火曜日の話です。
「バムとケロのにちようび」は日曜日。
「バムとケロのそらのたび」は月曜日。
「バムとケロのおかいもの」は水曜日。
「バムとケロのもりのこや」は木曜日。
今現在(2018.3)、出版されているのはこの5冊。
最初の発売はバムとケロの日曜日。
うちは順不同で少しずつ買い集めてきたので、それでも全然大丈夫ですが、発売順に日曜から買うと、ここでかいちゃんとおともだちになってその後も仲良しなんだね、という事がわかります。
まだ出ていない金曜日と土曜日のお話を、期待して気長に待ちたいと思っています。
オススメです。