絵本のギフト

グラフィックデザイナーで2児のママが、娘たちが実際に何度もリピートしてくるギフトにぴったりなステキな絵本をご紹介します

絵本 やかましい!

ひげもじゃもじゃのおじいさん、部屋がうるさくて困っています。

やかましい!

やかましい!

 

 絵はコルデコット賞も受賞されているシムズ・タバックさんです。

部屋のベッドがきーきー、床がみしみし、葉っぱがひゅんひゅんする音が気になって仕方がないおじいさんが、やかましい!と物知り博士のところに行ってどうしたら良いかを聞きます。博士はいい方法がある、牛と暮らすのじゃ、と教えてくれます。

ウシは モーモー なきました。

ベッドは きーきー いいました。

ゆかは みしみし、

はっぱは ひゅんひゅん、

やかんは しゅー!

「ちっとも かわらん!」

おじいさんは また、

はかせの ところへ いきました。

 それならろばじゃ、ひつじじゃ、にわとりじゃ、犬と猫じゃ、と聞きに行くたびどんどん動物が増えていき音も増えていきます。

あまりのうるささに、とうとうおじいさんはやかましいったらありゃしない!と、博士にくってかかります。博士にそれならば動物をてばなすのじゃ、といわれ動物たちを手放します。

もう、うしはモーモー なきません。

ロバの ヒーホーも きこえません。

ヒツジの メエメエも、

ニワトリの コッコッコも、

イヌの ワンワンも、

ネコの ニャーニャーも きこえません。

 おじいさんは、ベッドのきーきーや床のみしみしがとても小さな音だった事に気づきます。さっそくベッドに横たわり静かな夢をみました、というお話です。

文章がリズミカルで、動物の鳴き声など繰り返しが多く楽しいです。3歳の娘には大ウケで大好評でした。読み終わってすぐもう一回読んで!とリクエストがくるほどです。

絵もおじいさんの表情や動物たちの部屋でのキョトンとした感じなど、とてもユーモラスで味があってよいです。

オススメです。