絵本のギフト

グラフィックデザイナーで2児のママが、娘たちが実際に何度もリピートしてくるギフトにぴったりなステキな絵本をご紹介します

絵本 きょうはマラカスのひ

マラカスが好きなクネクネさん(^_^)。

きょうはマラカスのひ (日本傑作絵本シリーズ)

きょうはマラカスのひ (日本傑作絵本シリーズ)


不思議な絵です。犬のような(?)クネクネさんと人のようなパーマさんとフワフワさん。名前も服装も雰囲気も不思議で見れば見るほど魅力的です。

クネクネさんはマラカスが大好き。クネクネさんとフワフワさんとパーマさんはマラカスの会を作ってます。そしてその発表会のために一生懸命練習します。
とうとうクネクネさんの家での発表会の日、クネクネさんは2人をもてなすためにパンを焼いたりがんばります。パーマさんとフワフワさんの発表が終わるとお昼ごはんです。お腹いっぱいになったパーマさんとフワフワさんはクネクネさんの発表の時間に眠うとうと。クネクネさんはがんばってマラカスをしますが失敗して転んでしまいます。
この日を楽しみにしていたクネクネさんはがっかりして涙がこぼれます。パーマさんとフワフワさんは目を覚ますとクネクネさんがいないので探します。クネクネさんはベッドの上でひとりぼっちで泣いていました。。。

3人とも、誠実な感じが絵からもお話からも伝わってきます。突っ込まずにはいられない髪型とか、クネクネさんのタイツとか家の前の不思議な植物とかとにかくみんな好きです(^_^)。なぜマラカス??と思いながらも読み進めていくうちに、マラカスのリズムや3人のお互いに認めあっている様子が気持ちよく心に入ってきます。好きな事をがんばりながらも、普段の暮らしもきちんと暮らしている、そんな印象が丁寧に描かれた絵から伺えます。

4歳になったばかりの娘は、マラカスのリズムに大喜びし、発表会では一緒になってドキドキし、失敗したところで我が事のように心配そうな表情で真剣にのめり込んで聞いていました。

がんばって何度も練習する、失敗してもやり直せる、お友達を大事にする。そんな大切な事があたたかい絵で、大事に丁寧に描かれている、とても素敵な絵本です。

とても、おすすめです(^_^)。

絵本 ちいさいきみとおおきなぼく

おおきいオオカミは、ちいさいオオカミとあいました。

 

ちいさいきみとおおきいぼく (ポプラせかいの絵本)

ちいさいきみとおおきいぼく (ポプラせかいの絵本)

 

 

おおきなオオカミは、こちらにやってくるオオカミをはじめて見たとき「ぼくより大きかったらどうしよう」とドキドキします。そして自分より小さかったのでほっとします。

自分と他の子を比べたり、気になっているのに話しかけられなくて黙っていたり。でもそばにいるのをみてほっとしたり。
 
そして突然いなくなったちいさいオオカミを、おおきいオオカミは待ち続けます。
 
4歳になった娘も、だんだんと友達と自分をくらべたり、友達にいわれたなにげない言葉に傷ついたり、でも自分もお友達を傷つけていたり。不器用でお友達にすぐ話しかけられない娘。いろいろ経験していくんだなぁと感慨深いです。
 
大きめの絵本です。黒いおおきなオオカミと水色のちいさいオオカミの表情がかわいいです。草や森や丘の色もきれいです。おおきいオオカミは毛布をかけてあげたり食べ物を分けてあげたり不器用ながらもとても優しいです。今までは1人で平気だったのに、ちいさいオオカミがいなくなってまた1人になってしまった時の、おおきいオオカミの孤独の表情が切ないです。
 
4歳の娘は読み進めていくと、おおきいオオカミと同じように、いなくなってしまったちいさいオオカミの心配をして息を詰めて聞いています。そして最後にちいさいオオカミと会えてホッとして、良かったねぇと何度も言っていました(^_^)。
 
しずかで、でも、あたたかい気持ちがあふれてきて。
のびやかな線と色彩が美しい、とても素敵な絵本です。
 
オススメです(^_^)。

絵本 オバケカレー

きつねのぱんやさんのカレーは不思議なカレーです(^_^)。

オバケカレー

オバケカレー


作者は雑誌等でみかける料理ユニット?のGomaさん。絵も味があってとてもかわいいです(^_^)。

きつねのパンやさんが、森の中オバケ達が集まっているところに出くわします。のぞいていると楽しそうに歌いながらスープを作っています。つい自分も混ぜてもらいたくなったきつねは紙袋をかぶってオバケのふりをするのですが、、、。

スープを作るシーンではクイズ形式の歌になっていて、次のページに答えのにんじんやカボチャの写真が出てきます。目や口のついた野菜の写真もかわいいです。

読み終わると親子でカレーが食べたくなり、作りたくなります!

おまけにカレーパンとカレーとブラマンジェのレシピがついてます。おいしそう!

オススメです(^_^)。

絵本 こりゃまてまて

酒井駒子さんのイラストのかわいい赤ちゃん絵本です(^_^)!

こりゃ まてまて (0・1・2・えほん)

こりゃ まてまて (0・1・2・えほん)

表紙の子が、こりゃまてまてと蝶やネコなどを追いかけます。簡単でシンプルな短い言葉に酒井駒子さんの素晴らしい絵がついていて、私には大人でも大満足の1冊に思えます。ぜひ手にとってみてほしい絵本です。

あっという間に読み終わるので絵本が苦手な子でも大丈夫です。次女も大人しくきいていてくれます。

おすすめです(^_^)!

絵本 ぐるぐるちゃん

りすの親子がどんぐりひろい(^_^)。

ぐるぐるちゃん (福音館あかちゃんの絵本)

ぐるぐるちゃん (福音館あかちゃんの絵本)


ミナ ぺルホネンの長江 青さんの手がけた絵本。
紙をちぎって貼ってあるようなあたたかいタッチの絵でりすの絵がすごくかわいいです。簡単な文で、すぐ読めます。

りすの親子がどんぐりを拾って帰るだけのお話ですが子どもがとっても大好きなシーンがあります。
親子がどんぐりを はい、あーん、とあげあうところです。大きく口を開けた子どもにお母さんがどんぐりをあげます。その後お母さんにもあーんとあげます。

絵本をまねておままごとでも食事でも、あーんとすることが多くなってわが子ながらかわいいです(^_^;)。もちろんお母さんにもあーんしてくれます。

どんぐりを食べた親子はしっぽにどんぐりをぎゅぎゅっとつめて家に帰ります。

おすすめです。

絵本 ぽんちんぱん

シンプルなぱんの写真の赤ちゃん絵本です(^_^)。

ぽんちんぱん (0.1.2.えほん)

ぽんちんぱん (0.1.2.えほん)


ぱんの写真に
ぽんちんぱん
とリズミカルな文。そして次のページには、同じぱんの写真に穴が開いて顔になっています。
食パンやバターロール、フランスぱん、あんぱんなどがでてきます。あっという間に読めます。

作者は柿木原政広さん。
イオンのカードや東京国際映画祭静岡市美術館、松竹芸能株式会社、富士中央幼稚園のCIなどを手がけてらっしゃって、あこがれのデザイナーさんなのです(^_^)。

すぐ終わるし、楽しいリズミカルな文と写真が、絵本はちょっと苦手な1歳の娘にぴったりでした。

赤ちゃんにオススメです(^_^)。

絵本 あぶくたった

ねずみの家族がかわいい!です(^_^)。

 

 

あぶくたった―わらべうたえほん

あぶくたった―わらべうたえほん

 

 

 

さいとうしのぶさんの描くねずみの家族がとってもいいです(^_^)!
懐かしいわらべ歌にのせて最初はお母さん、次にこどもたち、お父さんがうたっては味見します。まだ煮えない〜となりますが、最後におじいちゃんがきてもう煮えた、となります。おばあちゃんが持ってきた熱々お餅を入れたらみんなでいただきま〜す!
 
このねずみたちの表情がとってもいいです(^_^)。きものやちゃぶ台なども細かく描き込まれていて、懐かしいほっこりした気分になります。
娘たちは2人ともこの歌と絵本が大好きです。
むしゃむしゃ、のところで娘たちのお腹をくすぐりながらうたうと2人とも大喜びです。
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何度もこの本をもってきて、「よんで〜」と言います。
絵本がちょっと苦手な次女には、こんな歌の絵本はぴったりです。
歌ならきいてくれるし、自分で歌うようになります。
 
こんな今日みたいに寒い日は、こんなおいしそうなおしるこを食べたくなります。
オススメです(^_^)!