絵本 おたからパン
本当のおたからとは何でしょう?
長女が幼い頃に書き始めたこのブログを、この絵本はぜひ紹介したい!と
久しぶりに思い出させてくれた絵本です。
娘たちは今は3年生と年長さんです。
2人とも今は本は大好きです。
次女が本を苦手かな?と心配していた頃が嘘のようです。
この絵本はそれぞれ2人に別々に読み聞かせをしてあげられました。
長女には読み聞かせをしなくなってずいぶん経ちますが、「たまには読んで〜」と本当に久しぶりに言われたので私が読みました。
♪そとは ぱりぱり、なかは ふわふわ。
かめば かむほど あまくて おいしい おたからパン♪
このフレーズが何度かでてくるのですが、
読めば 読むほど すてきな本♪
と私が歌いたくなるほど何度読んでも飽きないし、素敵な絵本に出会えたなぁと思います。
まずパンの本当に美味しそうなこと!!!
パンだけがとても細かく本物のように描かれていて
今にも美味しい香りがしてきそう。
そして人物の線も力強くのびのびしていてとても気持ちいいです。
そしてとてもかわいい!!おやかたもどろぼうもかわいいのです!!
パン屋にどろぼうが入るのですが
このどろぼうがあまりにも素直なので
娘たちは「どろぼうはわるいけどいいひとだね」(年長さん)
「え?すごい正直!」(3年生)
とそれぞれ言っていました。
そして最後の落ちには
「「また〜!!!」」
と別々に違う場所で読んだにもかかわらず
同じ声の大きさで同じリアクションをしてくれたので
とても楽しかったです。
そしておたからとは、一体なんなのか???と考えると
大人が読んでもとても深く良い本だと思います。
ぜひ読んでみていただきたいです。
絵本はほんとに出会いだなぁ、と思います。
おすすめです。
絵本 Michi
美しい街にひきこまれます。
字のない絵本です。
ほぼA4くらいで、赤ちゃん絵本のように分厚くしっかりした厚紙で46ページ。
背は2cmほどもある重めの本です。
作者は京都在住の画家、jyunaidaさん。
jyunaidaさんのホームページには素敵な作品がたくさん紹介されていて、時間を忘れて見入ってしまいます。
この本の表紙は、これから男の子が不思議な街を進んでいくところに見えます。
背表紙(?)は女の子が同じように背を向けて不思議な街を進んでいくところです。
どちらからでも読みすすめることができ、真ん中の見開きで男の子と女の子が出会います。
新2年生の長女と年中さんに上がったばかりの4歳の次女と一緒に読みましたが、ふたりとも、とても楽しんでみてくれました。
順番に男の子のページを見たら女の子、と私がめくってあげました。
色あざやかな不思議な街。色がとてもきれいです。
旗がはためき、水が流れ、人々が散歩をしていたりします。
ぜひ手にとって見ていただきたいです。
中世の古風な感じだったり、海の中にはいったり、おばけがいたり、サーカスのような街だったり、重力も不思議な世界だったり、天使がいたり、本の街だったり、楽器の街だったり。
男の子はねこを、女の子は犬をおともにその不思議な街のMichiを進んでいきます。
迷路のような街の中から、男の子、女の子、ねこ、犬を探すのが娘たちの楽しみです。「ここすご〜い!」と不思議な街に感嘆、感心しながらも、最初は我先にと男の子たちを探して次をめくりたがっていましたが、一度すべてのページを眺めてからが本領発揮。もう一度最初のページから、細かく不思議なお店や人々を眺めて、天使は何人いるとか数えたりしています。娘たちの興味津々の目がキラキラしていて、絵にひきこまれているのがわかります。
何度でも眺めたい、7歳も4歳ももちろん大人も同じように一緒に楽しめた本でした。
おすすめです。
絵本 泣いた赤鬼
読み聞かせていると、思わず涙声になってしまいます。
言わずと知れた名作です。
この絵本は、読み聞かせの大切な時間について、私に再確認させてくれました。
2、3年前に美容院でたまたま読んだ雑誌のコラムに、いつもいつも子どもに読み聞かせをしていた時間が唐突になくなってさみしい、というような話がありました。
ふりかえれば読み聞かせは子どもと親のだいじな、だいじな時間。
子どもによって年は違うのでしょうが、だれでもいつかは読み聞かせをしてあげることはなくなります。自分で読んだほうが早いし、いつかは自分で読書の楽しみを切り開いていくのです。
「またそれ読むの〜?」「もう今日はおしまい!」と、子どもが何度も同じ本を持ってくるのに辟易して、そんなことを言ってしまうこともありました。
「もう読んであげないよ!」「今日は絵本読む時間なくなるよ!」こんな言葉も、すぐに歯磨きしてくれない、お風呂に入ってくれない、パジャマに着替えてくれないなどの理由で、私がついつい言ってしまう言葉です。自分で書いていてもなんて傲慢な言い方なの!と多少自分にがっかりしてまいます。いつのまにやら、ずっ〜と読み聞かせをするのかと錯覚しているのです。
読み聞かせは結構大変です。私は自分が読書が大好きなので、たくさ〜ん絵本を読んであげたい!と、自分が親になるまではその大変さを甘くみていたように思います。いくら本が大好きでもずっと声に出して読んでいると疲れます。とくに同じ本は。のども痛くなってきます。
けれどもいつかは「よんで〜」と、子どもが言わなくなる!のです。
そのコラムは私にそれを気づかせてくれました。ハッとしました。
そして今、小学生になっている長女には、その読み聞かせの終わりの時はもうすぐでしょう。実際に彼女に読んであげる時間はとても少なくなっています。
そして思うのです。
この「泣いた赤鬼」を読んであげれて良かった。一緒に読めて良かった。
もちろん娘が1人で読んでも、この素晴らしい物語は娘の心になんらかの形で残るでしょう。でも一緒に読めて空気を共有できて良かったなぁ、この本が、読み聞かせに間に合ってよかったなぁ、と思うのです。ただの親のエゴですが、子どもが心を動かす瞬間を、一緒に共有できるなんて、と。
絵本は日常とはまた違った形で私達の心を動かしてくれます。私も一生懸命、声に出して読んであげていますが、彼女たちも一生懸命、耳を傾けてくれます。時にはハッとして、時にはゲラゲラ笑ってくれて、時には心配そうにして、時には悲しそうにして、時には良かった〜と安心して。私のつたない読み方でも、娘たちはとても喜んで素晴らしい聞き手になってくれます。
子どもと一緒に心を動かせる時間は、子どもが大きくなるに連れて、どんどんどんどん減っていくのでしょう。すぐに子どもは親よりも友人たちと(そんな友人を娘が作れることを望みます!)、心を動かしていくようになるのでしょう。
この「泣いた赤鬼」は一緒に読もうね、と長女に言っていたのですが、もうすぐ2年生になる彼女はさっさと時間をみつけて1人で読んだようでした。それでも夜、一緒に読もう!と、次女の隣で私が読み聞かせを始めると、違う本を眺めていた長女も一緒に聞いてくれました。
村人と仲良くなりたい赤鬼のために、青鬼が悪い鬼のふりをしてくれます。
そして青鬼は自分1人を悪者にしたまま旅に出てしまうのです。
この絵本は、原文をそのまま載せているそうです。
そのせいか、少し古風な言い回しが、更に泣かせます。
私もだいぶ久しぶりに読みましたが、思わず最後、鼻声になって読み聞かせ終わると、1人で読んだときにはへっちゃらそうだった(?)長女は私につられたのか、少し涙声になって小さな声で「すてきなおはなし」とつぶやきました。まだ語彙が少ない娘にはそれしか言えなかったのかも知れませんが、それで充分だと思いました。
4歳半の次女は、少し涙声になっているお姉ちゃんとは対照に、ぜんぜん平気そうに見えました。もしかしたら4歳にはまだ難しかったかな?と思いながら、「そうだね、素敵なお話だね、もう遅いから寝ようね。」 と電気を消しその日は寝ました。
次の日の夜、寝る前に電気を消そうとしたとき、次女が突然「泣いた赤鬼」の感想をしゃべり始めました。
「あかおにさんはさみしかったのかな?」
「あおおにさんはおでこ、すっごくいたいのだいじょうぶかな?」
「ごつ〜んってしてたよね」
と次女が言い出したとき、その日一日、全然「泣いた赤鬼」の話をしていなかったし、あんまり唐突だったのでびっくりしました。
そうして、次女の心にも、おはなしがちゃんと残っていることに、とても嬉しく思いました。
A4より少し大きいくらいの大きさの絵本で、イラストも見ごたえがあります。
娘たちと一緒にこの絵本を読めてよかったです。
本当に特にそう思った絵本でした。
おすすめです。
絵本 たこやきようちえん
たこの先生がとってもかわいい!
そのまんまですが、たこやき達が幼稚園に行く話です。
たこやきが。ようちえん。。。
このシュールな感じとは裏腹に、たこ焼き屋さんのおじさんの優し〜い笑顔や、たこの先生のにこにこ笑顔に、私はメロメロです(笑)。
ふわふわ、かわいくって美味しそうな(!)たこ焼きたち。
さいとうしのぶさんは下の絵本などで既にうちの子達にはおなじみで、大好きな作者さんです。
表紙でもすでにたこ焼き屋さんのい〜い笑顔が垣間見れると思いますが、このおじさん、ようちえんに行くたこ焼きたちのために、小さな小さなお弁当を用意してくれ見送ってくれる素敵な素敵なおじさんなのです。おじさんの優しい笑顔をみてるだけでなごみます。
そしてお迎えにきてくれた、たこの「たこや きよこ」せんせい!
なんだか柔らかそうで、いつもやさし〜い笑顔をたやさず、たこ焼きたちを見守ってくれています。
こわ〜いのら犬がきたときもぷ〜っとスミをはいて助けてくれます。そのページだけ、唯一たこやきよこせんせいのキリッとした表情を見ることができます。
このページが4歳の娘は大好きです!最初に読み聞かせたときは、のら犬の登場に不安そうな表情で固唾をのんで聞いていました。この犬はけっこうこわいです。隣で、あっという間に自分一人で読み終わっていたお姉ちゃんが「だいじょぶだよ!めくっても」と妹に声をかけてくれ、おそるおそるめくると
「プー!」
たこやきよこせんせいに撃退され、にげる犬をみてホッとする次女。
「だからいったでしょっ!」と自慢げな長女(^^;)。
それ以来、次女は何度もよんで〜と持ってきます。
そして私も何度読んでもおじさんと先生の笑顔に癒やされ、たこやきたちの可愛い姿に癒やされています。
さいとうしのぶさんの、細かくて丁寧で温かく懐かしいタッチのイラストは、本当に何度見ても飽きません。
早速「たのしいえんそく」の本も読みました。
たこやきようちえん たのしいえんそく (絵本・いつでもいっしょ)
- 作者: さいとうしのぶ
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- 発売日: 2010/04/23
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たこやきたちが動物園に遠足です。
動物たちの絵の、本当に可愛いことったら!
ぞうもしろくまもゴリラもペンギンもさいとうしのぶさんの描く動物は、ほ〜んとかわいい!!声を大にしていいたいです。
迷子になるたこやきも大丈夫。みんなで探します。娘はめざとく「ここにいるっ」と見つけます。そしてそこにいた理由もちゃんと教えてくれました。
迷子のたこやきを探す先生の表情も、みつかったときのホッとした表情もとってもかわいいです。
たこやきたちは工作も大好きです。
たこやきようちえん こうさくだいすき! (絵本・いつでもいっしょ)
- 作者: さいとうしのぶ
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最後はみんなで協力して工作をします。
もう、たこやきが? という驚きは皆無です。
とってもオススメです。
絵本 ぞうのたまごのたまごやき
たまごの大好きな王さまのお話。
子供の頃好きだった、寺村輝夫さんの王さまシリーズです。寺村輝夫さんのわかったさん、こまったさんシリーズもよく読みました。私に読書の楽しみを教えてくれた作家さんだったかも知れません。
王さまシリーズは、私は小学生の頃に下のフォア文庫で自分で読みましたが、上の絵本版は、大好きな和歌山静子さんのイラストが多くて、また文庫よりも全然大きいのでそれもまた魅力です。
懐かしくって、保育園の娘には少し早いかと絵本の方を購入。
そしてその後すぐに懐かしくって文庫版も購入(^_^;)。
6歳の長女は文庫の方でも大丈夫ですが、やはり絵が多いと楽しいようです。
「ぞうがたまごを生む動物かどうか?」を知っていたほうが楽しいとは思いますが、知らなくても十分楽しめたようです。買った時期がちょうどよかったのか、長女よりも3歳の娘のほうが何度も何度も「よんで〜」と持ってきます。とはいえ長女にも、もう10回以上は読んであげてると思います。
たまごがだ~い好きな王さま。「あまくってふうわりしたあったかいの」ときくだけで、美味しそうな卵焼きが目に浮かび食べたくなります。
そんな王さまは、王子さまが生まれたお祝いに国中の人に大きな卵焼きをご馳走しようといいだします。卵が足りないと言われた王さまは、それならぞうの卵をつかえばいいといいだし大臣たちが探しに行きますが。。。
娘たちは、大臣たちがおおきなかまどやフライパンを作るところも最初は目を丸くして聞き入っていました。そしてぞうのたまごってどんな大きさなんだろう?と真剣に考えているところが可愛いです。
ぞう!ぞう!ぞう!たまごをだいたぞう!
とリズミカルな文章が楽しいです。
このシリーズはたくさん出ていますが、どれも子どものようにわがままで、いばりんぼなのに素直なところもあって、なぜかにくめない王さまが、不思議な魅力を放っています。魔法使いや、割れないシャボン玉、ふしぎなおいしそうなたべものなど、読んで30年経っていても小学生の頃に読んだ記憶が残っています。
割れないシャボン玉は私も植えてみたかった!ですし、シャボン玉をくびかざりにするなんていいなぁ〜と子ども心に思っていました。
王さまレストランの「紙より薄いたまごせんべい」や「針より細〜いにんじんスティック」もすご〜く食べてみたいと思っていました。
よくよく考えると気持ち悪かったり(虫が)、ちょっと怖い話もあるのですが、たぶんあえて細かく描写していない、和歌山さんのおおらかなイラストが、不思議にそれを中和している気がします。
娘は、王さまのわがままなところなどは自分をちゃっかり棚上げして「だ〜めなんだ〜」と言ってよろこんでいます。
いつか娘も自分の子どもに読んであげたりするのかな??そんなことあるのかな?とちょっと夢想しながらも何度でも読んであげたいと思っています。
おすすめです。
ドリル 日本一楽しい漢字ドリル うんこかん字ドリル 小学1年生
もしも迷っている方がいらっしゃったら…。
最初に話題になっていると聞いたときには、
すごいドリルだな〜(でもウチには関係ない)
と思っていました。うちは女の子だし、そんな言葉を連呼されたら困るし。みたいな。
長女は小学校上る前にはひらがなはだいたい読めて、正しく書けるのは6割くらい?という感じでした。
でも実際に長女が1年生の夏頃に、ひらがなもたまにまだ鏡文字が混ざっていたり、カタカナも満足に書ききれず、漢字なんて大丈夫かな?心配になりました。そんなとき近くのカインズ(!なんでも売ってます)で見かけ軽い気持ちで買ってみたドリルが娘にどんぴしゃ!
本当に楽しそうに取り組んでくれました。
まずデザインは悪くない、というよりとてもきれいに作られていてイラストもいいです。うんこという内容はともかく。
そしてこの例文を考える方はすごい!!!大変そう!!!でも子どもが楽しんで読み書きできる文が、とてもよく考えられています。
娘が「こんな事ないない!!」とつっ込みながらも楽しそうに読み、書き進めるところを見ていると、漢字を楽しく覚えるには最適かも、と思わずにはいられません。と同時にもっと他にはなかったのか(うんこではなく、、、)とも思いますが(^_^;)。。
だいたい同じ文字を何度も書いたりする練習は、やはりつまらないらしく、読書は大好きなのに国語は嫌い!算数の方が好き!と娘は言います。
その娘も嫌がらずに漢字練習ができるこのドリルはすごい!
最初の心配も割と杞憂で、このドリルをやったからと言って普段の言葉遣いに「うんこ」という言葉が娘からは出てこず安心しました。
まあ、そうですよね〜私も弟と北斗の拳のアニメを見てても(世代が!)そんな言葉づかいしませんでしたもん。
ドリルをやっている最中は思わず!といった様子で例文を楽しそうに読み上げるので、食事前の時間は多少辟易することもありますが。
1冊、終わったのでテスト編も買ってみました。
うんこかん字ドリル テスト編 小学1年生 (うんこ漢字ドリルシリーズ)
- 作者: 文響社(編集)
- 出版社/メーカー: 文響社
- 発売日: 2018/03/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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テスト編と言ってもそんなにテスト感はありません。
やはりの例文がたくさん出てきて読み取り書き取りの練習になります。
娘によると、その漢字は習ったけど、その読み方はまだ習っていない!(じゃあいつ習うんだろう??と思っていますが。。)という言葉も多く出てくるようです。
例えば、「青(あお)」は書けても「青年(せいねん)」は書けないとか。
学校で習うだけではない、読み方や語句の幅を広げられると思います。
娘は、ドリルの間に、ところどころ挟まれているコラム的な「たつきくんとUFO」という文章にハマってそのページになると喜んでやっています。もう少しでこの1冊も終わりそうです。
まあ、とにかくこんなに勉強感がなく「子どもが楽しく読む、書く」を促してくれるドリルを作成してくれている方々には頭が下がります。
4月から2年生になる長女ですが、おかげで1年生の間は漢字はそんなに問題なく進められていると感じます。
お子さんが勉強を嫌がって机に向かわないなら、買ってみる価値はあると思います。
オススメです。
絵本 ワタナベさん
おなべだいすき(^_^)。
自分がくいしんぼうなせいか、ご紹介した絵本に食べ物関連の多いこと!
そしてまたこんなにおいしそうな絵本が!!
作者の北村直子さんは動物園のグラフィックを専門に手がけていらっしゃる方です。以前何かで読んだインタビューの記憶によると、美大卒業後、吉祥寺の井の頭公園の動物園でポスターや特別展のチラシなど園に関わるデザイン全般をなんでもこなしていらっしゃるそう。そもそもポスターや広告を作製するデザイナーが動物園に務めているというのは異色です。動物園などは広告代理店やデザイン事務所等にポスターを依頼するのが普通です。けれど園内のデザインの統一などを考えると、園内に専門のデザイナーがいるのは、とても意味のあることだと思います。
私も何度か目にしたことがありますが、井の頭公園においてある絵本のような可愛いチラシは誰だろう、と思うときっと北村さんだったのでしょう。動物のことをよく知らないとかけないような、動物愛のこもったかわいいイラストで素敵です。
ちなみに動物の絵本の絵ももちろん手がけていらっしゃいます。
↑これは多摩動物園においてあったのを見ました。その時よっぽど買おうかと悩みまくってまだ買えていない絵本です。もちろん本屋さんでも売っています。動物の事がよくわかり、しかもとてもかわいかったです。そのうち買いたい絵本候補です。
この「ワタナベさん」の作者はどんな人かな?と調べると以前読んだ記事の北村直子さんだったので納得です。好きだなぁと思うものはやはり同じアンテナに引っかかるのです。
そして井の頭というのもなんだか納得です。昭和感あふれるなつかしい感じは井の頭公園の焼き鳥屋さんやハモニカ横丁を彷彿とさせます。
ワタナベさんはなんと(?)、お鍋の名前です。美味しい料理をたくさん作ってくれるお母さんのよう。フランクにワタナベさんにはなしかけるお客さんたちもいいです。お料理の美味しそうなことももちろんワタナベさんの表情もいいです。
私はやっぱり北村さんの絵のファンなのです。
こどもたちも次はなんの料理???と興味津々でたべたい〜を連発しながらページをつぎつぎめくります。3歳の娘は「ワタナベさんすごいね〜」とおおまじめに言っていてかわいかったです。
最後にあるナポリタンもおいしそう!!ということで早速ナポリタン作って食べました。娘たちに大好評。ナポリタンはケチャップをじっくり焼いて甘みをひきだすのがポイントだそうです。
ちなみにオオイシさんもおおいに気になります。
オススメです。