絵本くんちゃんのだいりょこう

くんちゃんの行動が可愛くって大好きです(^_^)。

作者: ドロシー・マリノ,石井桃子
出版社/メーカー: 岩波書店
発売日: 1986/05/26
メディア: 大型本
購入: 1人クリック: 5回
この商品を含むブログ (28件) を見る

図書館で何の気なしに借りた本ですが、とてもよかったです(^_^)。

くんちゃんはこぐまの子。もうすぐ冬眠する頃、渡り鳥たちを見て、自分も南に渡りたいといいだします。お母さんはくまは寝るものよ、と優しく諭しますが、お父さんは「やらせてみなさい」といってくれます。このお父さんがかっこいいです(^_^)。

くんちゃんはいってきますと丘の上まで行った時、お母さんにお別れのキスを忘れた事に気づき丘から駆け下りて戻ってきます。また丘の上まで行って、双眼鏡があったほうがいいなと戻り、また登って水筒もあったほうがいいなと戻り、何度も往復してるうちに、ぼくいえで少し休んだほうがいいなといって寝てしまいす。そうしてもう春まで起きないだろうと両親に暖かく見守られてぐっすり眠るのです。

毎回1つずつ持っていくものが多くなるのですが、お母さんへのキスも忘れません。1日で何回も往復してその都度キスをして出かけるくんちゃんが可愛くってしかたありません(^_^)！

もうすぐ4歳の娘にはちょうど良かったようで、すごくもりあがって楽しんで聞いてくれました。

絵も色味は少ないですが、素朴でかわいく暖かいです。そしてお父さんとお母さんの慈愛に満ちた眼差しがとても良いです。

他にもシリーズがあるみたいなのでぜひ読んでみたいです。