絵本のギフト

グラフィックデザイナーで2児のママが、娘たちが実際に何度もリピートしてくるギフトにぴったりなステキな絵本をご紹介します

絵本 おとまり おことわり


とってもよいコンビです(^_^)。

おとまり、おことわり?

おとまり、おことわり?

ちょこっと気難しいクマと気のいいネズミのお話です。
クマはちゃんとベッドを整えて完璧に静かにして寝るのが好きです。そのクマの家にネズミがお泊まりに来ます。
ネズミは ひげを ピクピクさせて、うれしそうにいいました。
「おとまりに きたよ!」
すると、クマは かおを しかめて いいました。
「やくそくは、らいしゅうの かようびだよ」
「ちがうもん。 クマくんが、こんばんって いったでしょ」
「そうだったかな」クマが こたえます。
と最初からかみあっていませんが、遊んだりココアを飲んだりして楽しく過ごします。
ところが寝るときは大変です。お客さんをはじめて泊めるのです。完璧に静かじゃないと眠れないんだ、とネズミに釘をさしますが、ネズミの歯みがきの音から着替える時の鼻歌など、気になって注意します。その都度ごめんねを言われますが、ネズミがベッドにあがった時のキーキー、ガタンという音に歯をくいしばってがまんしてウトウトしかけた時、おやすみを言われます。寝たふりをしたクマでしたがもっと大きな声で言い直され「そんな大きな声じゃなくても聞こえるよ」と言い返してしまいます。ネズミは試そうとだんだん小さな声で何度かおやすみをいいます。とうとうクマは怒ります。
「かんべんしてくれ!
しずかじゃないと、
ねむれないんだってば!」
そうしてようやく静かになりました。

ところが謎の物音が気になり今度はネズミを起こしてしまいます。ねぼけまなこのネズミに「どうしたの?」と言われた時には音は止んでました。なんでもないといったクマの様子を見て、ネズミはベッド下やらあちこち調べてくれます。
クマが ネズミに いいました。
「クローゼットの なかも たしかめてみるといいよ。ネズミくんが ほっとできるようにね」
ネズミは クローゼットから でてくると、ほこりをたたいて いいました。
「もんだいなしだ。クマくん、ありがとう。じゃあおやすみ」
怖がっているのはクマなのにあくまで何でもない風を装うクマと、それに気づきながらも何も言わない優しいネズミの関係が良いです(^_^)。

そして眠ろうとするネズミをクマが「ちょっとまった!」と止め、お話を聞いたらネズミくんが安心できるでしょ、と勇敢で強いクマと怖がりのネズミのお話をしました。
やがてあくびをした2人は眠りにつきます。
それからまもなく クマは いびきを かきはじめました。
ずいぶん にぎやかな いびきです。
それでも、ネズミは にっこりしました。
ネズミの方が大人ですね(^_^)。

そこそこ長いお話です。絵が可愛くて買っちゃったので、娘には3歳前位から、少し早かったかな?と思いながら読み聞かせています。それでもおとなしく聞いていて、当時から何度も読んで〜、ともってくる絵本になり何度も読みました。
クマが怒るところを大袈裟に読んだり、ネズミの悪びれない様子を可愛く読むと喜んで聞いています。
もうすぐ4歳ですが今でも時々読んで〜と持ってきます。

シリーズで似たお話が出ていてどれも、気難しいクマとその良き理解者のネズミの素敵なお話です。
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おみまい、おことわり?

おみまい、おことわり?

「おみまい おことわり」は風邪でゆっくり休みたいクマと世話を焼きたがるネズミのお話です。ゆいごんの話が出てくるのでちょっと3歳には早かったかも知れません。それでも娘の大好きな1冊です。

おたんじょうび、おことわり?

おたんじょうび、おことわり?


「たんじょうび おことわり」はクマの誕生日を祝いたいネズミとほっといてもらいたいクマのお話。
こちらも最後は仲良くケーキを食べます。

どれもおすすめです(^_^)!