絵本 おうさまのおひっこし

やさしく不器用な王様とあわてんぼうのお供達のお話です(^_^)。

おうさまのおひっこし (日本傑作絵本シリーズ)

繊細な線と美しい色彩のイラストが本当に美しいです。まるで古い洋書の物語の挿絵のよう。キャラクターもたまごのようなまんまるのお顔の王様とお供達で愛嬌があります。

王様は恥ずかしがり屋でいつも言葉たらず。そしてお供達は王様の指示をいつもあさっての方向に解釈します。ところが結果をみて怒らないのがこの王様の優しいところです。怒るどころか満足して優しく微笑んだりします。

素晴らしいイラストとちょっと不思議でおまぬけ？な優しいお話がぴったりと重なっていて眠る前の一冊にぴったりです。

3歳になりたてではまだ少し早いかもしれません。3歳10か月の娘に読んだらわからない言葉もありましたがとても引き込まれて聞いていました。うちの娘には4歳過ぎてからの方がこのお話の面白いところがもっとしっかり理解できるかな？と思います。それでも何度も読んで〜ともってきます。

何度眺めてもため息がでるほどのイラストで、私は大好きな一冊です。

おすすめです(^_^)。